2025年度 第74回 朝日広告賞<一般公募・新聞広告の部>受賞作品
逗子開成中学校・高等学校のエントランス

第74回 朝日広告賞〈一般公募・新聞広告の部〉でグランプリを受賞した山内優揮氏の作品、大塚製薬株式会社「ポカリスエット」の課題に制作された「なんでもできる可能性に、ときどき負けそうになる。」が、2026年9月1日から、作者の母校である逗子開成中学校・高等学校で掲出された。

本作は、可能性にあふれているからこそ、戸惑ったり、焦ったり、自分だけがまだ何者にもなれていないように感じたりする、そんな10代の心の“ゆらぎ”に寄り添った作品だ。

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本館校舎通路

制作中、山内氏が思い返していたのは、自身の高校時代だった。

広告や脚本は好きだったものの、それをどう人生にしていけばいいか分からず、放課後はよく学校の目の前にある逗子湾へ行き、海を眺めていたという。 その頃の記憶を重ねながら生まれたのが、今回の“可能性の大海原”だった。

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自販機スペース

受賞後、大塚製薬株式会社と逗子開成中学校・高等学校の協力を得て、校内の8つのエリアに作品を掲出。
学校が夏休みのあいだに掲出準備を完了させ、新学期のスタートを切った生徒たちの大きな注目と興奮を呼んだ。

高校時代に眺めていた逗子湾を思い返しながら生まれた作品が、20年以上を経て、いま同じ場所で高校生活を送る生徒たちの日常のなかに置かれている。

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体育館にて、山内優揮氏(BBDO JAPAN)

逗子開成中学校・高等学校の公式サイトでも、山内氏へのインタビューや作品に込めた思いを紹介する記事が公開された。

制作者コメント

高校生を描いた作品が、広告賞の審査会場や作品集を飛び出し、実際に高校生たちが毎日を過ごす場所へ届きました。
なにかひとつ自由自在に表現できるものがほしいと思いながら、ぼーっと海を眺めていたときには、その時間がこうして作品になるなんて、もちろん知りませんでした。
朝日広告賞という挑戦できる場があり続け、大塚製薬様が課題を出してくださり、そして母校が快く受け入れてくださった。
そのいくつもの出来事がつながって、いまがあります。
自分にとっては、20年以上も離れていた時間がつながるような出来事でした。
今度はこの取り組みが、これから応募される方にとって、「こんなこともできるんだ」という“可能性”になったらうれしいです。

— 山内優揮さん

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