2024年度 第73回 朝日広告賞<広告主参加・デジタル連携の部>受賞作品
2024年度 第73回
朝日広告賞<広告主参加・デジタル連携の部>受賞作品

2024年度第73回朝日広告賞「広告主参加・デジタル連携の部」グランプリは、講談社の広告「スキップとローファーと能登」。2024年1月に発生した能登半島地震の被災地復興を支援するため、石川県奥能登出身の高校生が主人公の漫画『スキップとローファー』の特設サイトを開設。サイトを訪問して第1話を読むことで、1人につき100円が石川県に寄付される仕組みを構築し、この施策について朝日新聞朝刊で告知。一カ月間で10万人以上の参加者を集めました。企画に込めた思いや反響について、同作を掲載する講談社『月刊アフタヌーン』編集部の金井暁編集長、プロモーションを担当した出版営業本部コミック営業部の上ヶ市亜矢氏にインタビューした記事を下記リンクよりご覧いただけます。また、グランプリ受賞の感想などについて、上ヶ市氏が語ってくれました。

被災地への関心が改めて喚起される一助となればと願っています

グランプリ受賞のご感想は。

『スキップとローファー』の著者・高松美咲さんや、アフタヌーン編集部の思いが詰まった本プロジェクトが朝日広告賞という名誉ある賞を受賞できましたこと、携わった一人として大変うれしく、光栄に思っております。また、同作の能登支援プロジェクトを立ち上げ当初から共に推進してくださった広告会社の若手チームの皆さまにとって、今回が初の朝日広告賞グランプリ受賞となったことも、非常に喜ばしく感じております。

新聞広告ならではの表現の工夫は。

当初は、特設サイトと同じ、かわいいスタンプを散りばめたデザインを検討していましたが、他の記事を読むためにパラパラとページをめくっている読者の皆さまの心を一瞬でつかむには、それではだめなのではないかと議論し、主人公・みつみのイラストを大きく掲載しようという案が出ました。また、キャッチコピーには復興支援を呼びかける言葉を置くのではなく、「漫画の主人公が、能登出身だった。」という、後に続くボディーコピーを読みたいと思っていただけるような余白のある言葉にすることで、より行動に移していただきやすい仕組みづくりを狙いました。

新聞という媒体に広告を出すことの意義について。

特に今回の広告においては、新聞という媒体が持つ信頼性や公共性の高さに大きく助けていただいたと感じております。『スキップとローファー』が被災地支援に真摯に向き合いたいという思いを持っていることを全国の読者の皆さまにしっかりと伝えることができ、その結果、寄付プロジェクトは多くのご賛同を得て良い形で幕を閉じることができました。本取り組みや今回の受賞を通じて、これまでに起こった災害や被災地への関心が改めて喚起される一助となればと願っております。

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